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アスベスト6種類分析に対応しました

 厚生労働省からアスベストの含有分析に関して、白石綿・茶石綿・青石綿の3種についてのみ分析し不検出となったものについて再度分析し、6種の含有状況を確認するよう通知が出されました。(平成20年2月6日、基安化発第0206003号)
 日本国内のアスベストは、従来、白石綿(クリソタイル)・茶石綿(アモサイト)・青石綿(クロシドライト)の3種類しか使用してないとされていましたが、それ以外にもトレモライト・アンソフィライト・アクチノライトの3種類のアスベストが検出されました。
 これまでの含有率の分析では、白石綿・茶石綿・青石綿の3種類しか分析を行っておりません。以前の分析結果が不検出であっても、トレモライト・アンソフィライト・アクチノライトについては再度分析を行わなければ6種類について不検出となりません。以前の分析結果から安全と思われている建材がアスベストを含む可能性があります。

 当社ではこの3種類のアスベストを含む6種類全て分析可能です。

今、アスベスト(石綿)が注目されています!

アスベスト(石綿)とは?

アスベスト(石綿)とは天然の鉱物から製造された、繊維状の工業原料のことで、クリソタイル(白石綿)、アモサイト(茶石綿)、クロシドライト(青石綿)、アンソフィライト(直閃石)、トレモライト(透角閃石)、アクチノライト(陽起石)の6種類です。日本では、白石綿、茶石綿、青石綿が使われていました。耐熱性、耐腐食性、耐摩耗性が高く安価であることから、石綿セメント製品(建材、水道管等)、石綿工業製品(ブレーキ等)、など3000種類の製品に使用されていました。現在規制の対象になっているのは、アスベスト含有量0.1%以上の建材(石綿含有ロックウール、スレートボード等)です。

なぜ危険なのか?

アスベストは直径0.02〜0.2μm(人間の髪の毛の5000分の1)ほどの極細繊維状であるため、空気中を浮遊し、人の鼻や口から気管をとおり肺に運ばれ、人体に有害な影響を及ぼします。石綿特有のがん「中皮腫」は20〜40年の潜伏期間を経た後に発症し、診断後2年以内に死亡するケースが多く、「静かな時限爆弾」と言われています。日本ではアスベスト暴露による肺がんが1960年に、中皮腫が1973年にそれぞれ報告されました。

身近にあるの?アスベスト

  アスベストは、色々なところで使用されて来ました。吹付け材や、倉庫や作業場等の屋根、壁などに使われるスレート板、天井などに使用する吸音ボードなどにも含まれていました。民間の住宅でも壁材等に含まれていることがあります。

アスベスト含有物らしきものが発見されました、どうしよう?

  皆さんの職場や住居で、アスベストと思われる建材が発見された時は、どのように対処すればよいでしょうか。 まずは、弊社へご連絡ください。アスベスト含有の有無の分析、空気中濃度、アスベストが存在することによるリスクアセスメント(健康リスク・経営リスク)等、総合的な調査を行い、ご報告いたします。
吹付けアスベスト(石綿)
吹付けアスベスト(石綿)

アスベスト(石綿)の空気中濃度測定

アスベストの使用が確認されたら?

 アスベストが建築物に使用されている場合でも それが即危険という訳ではありません。空気中にアスベストが飛散し、それを体内に取り込むことによって健康被害を引き起こします。
 アスベストの使用が確認された際は除去・封じ込め・囲い込み等の対策を実施することが検討されますが、これらの工事は対象室を隔離養生して作業を行うため多額の費用がかかり、工事中は施設を使用できなくなります。また、アスベストの使用箇所が多い場合は工事の優先順位を決める必要があります。
 そこで、アスベストの空気中濃度を測定することにより、現状の飛散状況を確認します。このデータと目視による吹付材・建材の状況、人の出入りの状況等を考慮し対策を立案します。また 除去等工事の際にも、作業室内及び養生外部、敷地境界で工事前・工事中・工事後の測定が必要です。
 今後、施設の利用者・使用者から健康被害の訴え等があった場合にそなえる意味でも、現状の空気中濃度測定実施をご提案いたします。

アスベストの空気中濃度測定方法手順

(1)測定計画の立案
  対象箇所の面積・アスベスト使用状況等から測定ポイントを決定します。
(2)サンプリング
  ポンプで空気を吸引し、アスベスト繊維をフィルターに捕集します。
(3)アスベスト繊維の計数
  フィルターをアセトンで透明化処理し、位相差顕微鏡を用いて計数します。
(4)アスベスト濃度算出
  現地で吸引した空気量と位相差顕微鏡で計数した繊維数から空気中濃度を算出します。
(5)評価
  下記の基準と比較し評価を行います。
    ・アスベストを取り扱う事業場の敷地境界基準
     10f/リットル(大気汚染防止法)
    ・アスベストを取り扱う作業場の管理濃度
     150f/リットル(0.15f/cc)(労働安全衛生法)
    ※ f ・・・ ファイバー(繊維)数
アスベスト繊維の顕微鏡写真
アスベスト繊維の顕微鏡写真

アスベスト(石綿)含有建材の分析

 平成17年7月1日より施行され、規制されてきた石綿障害予防規則が平成18年9月1日から、規制の対象となる物の石綿の含有率(重量比)が1%から0.1%に改められました。
 これにあわせて基発第188号(平成8年3月29日)及び基安化発第0622001号(平成17年6月22日)とよばれていた方法が廃止されました。
 今後は基発第0821002号 (平成18年8月21日)に基づき、JIS A 1481「建材製品中のアスベスト含有率測定法」(平成18年3月25日)によって石綿含有率の分析を行うこととなります。

対象試料 建材等(成形された材料)、吹付け材等(柔らかな材料)
分析の種類 定性分析:石綿が含まれているか否か判定する分析
定性・定量分析:石綿が含まれているか否か判定し、含有率を求める分析
分析方法 定性分析:位相差顕微鏡を使用した分散染色分析法
定量分析:位相差顕微鏡を使用した分散染色分析法とX線回折分析法
採取方法 吹 付 け 材 等 一箇所あたり10cm3程度で3箇所から採取し、密閉できる容器に入れる。
成形された建材等 一箇所あたり100cm2(10cm×10cm)程度で3箇所から採取し、密閉できる容器に入れる。
当社では、サンプリングも承っておりますので、ご要望がおありの方は是非ご相談ください。

アスベスト分析用位相差顕微鏡
アスベスト分析用位相差顕微鏡
アスベスト分析用X線回折装置
アスベスト分析用X線回折装置